「凛音~さっきの最高だったよ~!」

「あんがとー!ってかおはよ、海奏。」

「おはよ。(笑)あ、あんた。呼ばれてたんじゃなかったっけ?」

「あぁ、そうだった!んじゃ、逝ってくんね。」

あぁ、まじめんどっくせ。逝かな…行かないと何かグチグチいうし。

「凛音字が(笑)いってら」

「おうー」

廊下に出て、隣のクラスの前のドアを通ろうとすると、

ドンッ

「ひゃっ、」「おわっ、」

突然出てきた人にぶつかった。

「だ、大丈夫?ですか?」

「おう、そっちは?」

相手は男子だったようだ。

「私は全然っ!」

「お前名前は?俺は斎藤 陸」

出会ってほんの数分、いきなり名前聞かれたしっ、
でも、名乗ってくれたから、

「椎谷 凛音。よろしくね。
 ……ってあああ!!私先生に呼ばれてたからっ!いくね!んじゃ!」

「おー!またなー!」

またねって……私にまたあうという確証でもあるのかよ。
何か今日走ってばっかだなぁ!