想い奏でる。

帰り道。

「海奏はさー、好きな人とかいないのー?」

「へっ?いないよーwそーゆー凛音は?どうなのよ?」

「えー?私?初恋もまだだしなぁー。」

これホント、マジで初恋まだだよー?

「え…?初恋、まだな、の?!凛音!」

「え?うん。そうだよ?」

「昔からあんたの恋バナは聞かなかったけど、
 まさか初恋がまだだったなんて……。」

海奏は、私が初恋まだなことを相当驚いているようだ。
そんな驚くことかなぁー?
ま、昔から海奏は、恋多き乙女だったもんね。

「んもー!いいじゃん?別にまだでも。
 だ・か・ら!海奏は?どうなの!?」

「いいじゃん?って……。まぁ、いいか。
 わかったっ。言うよ。最近気になってるのは、
 同じクラスの飯田 翔 君。」

「あいつかぁ~、アリっちゃー、アリだけど。」

「優しいのよ。アイツ。」

「ほぉー?」ニヤニヤ

「止めんかい。凛音。」

「はーいはい。」

「はいはいって…凛音。本当に大丈夫なの?
 恋って楽しいからした方がいいと思うよ?
 ちなみに、これ私からの忠告ね。んじゃ、明日ね。」

「う、ん。ばいばいー。」