____夏祭り当日、駅前広場にて
いつもは静かな駅前。
夕方にも関わらず、今日は人、人、人。
「ちょっとすいません…」
人混みをかきわけてやっとの思いで待ち合わせ場所にたどり着いた。
昨日試行錯誤の末、選び抜いた夏らしい水色のワンピースを手で直していると、
「あ、俺が一番だと思ったのに。」
そう言いながら気だるそうに登場したのは、
「高坂くん!」
私服…はじめて見た。
シンプルな黒いTシャツからのびる長い足にドキッとした。
夏祭りの楽しげな雰囲気に揉まれてか、あの気まずさは感じなかった。
ドンッ
「わっ!!」
私の背中に大柄な男の人の腕が当たった。
私は何もできず、目の前につんのめった。
ポスッ
「えっ。」
目の前が真っ暗になった。
ふわり、いい匂いが私を包む。
「まったく、何やってんの。人多いんだから危ないよ?」
そう言ってあの時みたいに、軽く私の頭を撫でる高坂。
私が飛び込んだのは、高坂の胸だった。
いつもは静かな駅前。
夕方にも関わらず、今日は人、人、人。
「ちょっとすいません…」
人混みをかきわけてやっとの思いで待ち合わせ場所にたどり着いた。
昨日試行錯誤の末、選び抜いた夏らしい水色のワンピースを手で直していると、
「あ、俺が一番だと思ったのに。」
そう言いながら気だるそうに登場したのは、
「高坂くん!」
私服…はじめて見た。
シンプルな黒いTシャツからのびる長い足にドキッとした。
夏祭りの楽しげな雰囲気に揉まれてか、あの気まずさは感じなかった。
ドンッ
「わっ!!」
私の背中に大柄な男の人の腕が当たった。
私は何もできず、目の前につんのめった。
ポスッ
「えっ。」
目の前が真っ暗になった。
ふわり、いい匂いが私を包む。
「まったく、何やってんの。人多いんだから危ないよ?」
そう言ってあの時みたいに、軽く私の頭を撫でる高坂。
私が飛び込んだのは、高坂の胸だった。

