身代わり彼女、はじめました。【更新中】

「私ね、高坂君のこと、好きなんだ。」





え?

いや、それは薄々わかってた。

でもいざ口に出されると、

認めたくないって拒絶してしまう。

「そう、なんだ。」

どくん、どくん

未来が紡ごうとする次の一言が、想像出来てしまうことが怖かった。

どうしよう、逃げたい!!!

そんな私の事など知りもしないで、未来は言葉をはきだした。

「えっと、それでね?りんちゃんに協力してほしいな、なんて。」

嬉しそうに、照れながら笑う未来。

静かに震え出す指先。

はっきり断らなきゃ!

でも、私の口から出ていた言葉は

「いいよ、協力する。」

「本当!?良かった♪りんちゃんありがとう!」

未来は立ち上がって私にお礼した。

その姿は本当に、心から嬉しそうで。

_未来の高坂への思いがひしひしと伝わってきた。

「あっ、もうこんな時間?
 今日は部活出ろって言われてたんだった。」

未来は白い可愛らしい腕時計を確認すると、慌てて自分のリュックを肩にかけた。

「変な頼みごとしちゃってごめんね、今日りんちゃんに会えて嬉しかったよ!また明日ねっ!」

彼女はそう言うと、小さく手を振って走って行ってしまった。