目的の人物は意外と簡単に見つかった。
ひょっこり飛び出た背高のっぽ。
「高坂___、」
高坂に駆け寄ったとき、私は硬直した。
えっ。
高坂の目の前には、一人の女子生徒が立っていた。
いや、それだけなら驚かない。
問題はその容姿だ。
その女子生徒は私がよく知る人物だ。
…多分だが。
「ああ藤咲、図書委員の手伝いしに来てくれたの?」
最も会いたかった人物が私に話しかけているがそれどころではない。
「…みいたん?」
茶色がかった長い髪を高い位置で2つに束ね、ピンクのシュシュで飾った身長152cm程の小柄な子が目をまるくして言う。
「…りんちゃん?」
喜ぶべき事なのだろうが、それより高坂と一緒に何を話していたのかが気になる。
高坂に向けられていたみいたんの眼差しは、私にでもわかる。
恋する乙女のそれだったのだ。
「そ、そう!りんだよ!やっぱ同じ学校だったんだね。」
「わーっ、すごい!こんなことってあるんだね!」
みいたんの笑顔は凄く可愛くて、いかにも男が好きそうなタイプ。
私の心は不安で揺らいでいた。
「何?藤咲と三郷知り合いだったんだ。
あ、俺邪魔っぽいしそろそろ仕事戻る。またな。」
高坂はそう言うと、本の山を机から手にとってカウンターの方へ行ってしまった。
「えっ、ちょっと!」
声をかけても放課後の図書室の騒音の中、その声が高坂に届くことはなかった。
ひょっこり飛び出た背高のっぽ。
「高坂___、」
高坂に駆け寄ったとき、私は硬直した。
えっ。
高坂の目の前には、一人の女子生徒が立っていた。
いや、それだけなら驚かない。
問題はその容姿だ。
その女子生徒は私がよく知る人物だ。
…多分だが。
「ああ藤咲、図書委員の手伝いしに来てくれたの?」
最も会いたかった人物が私に話しかけているがそれどころではない。
「…みいたん?」
茶色がかった長い髪を高い位置で2つに束ね、ピンクのシュシュで飾った身長152cm程の小柄な子が目をまるくして言う。
「…りんちゃん?」
喜ぶべき事なのだろうが、それより高坂と一緒に何を話していたのかが気になる。
高坂に向けられていたみいたんの眼差しは、私にでもわかる。
恋する乙女のそれだったのだ。
「そ、そう!りんだよ!やっぱ同じ学校だったんだね。」
「わーっ、すごい!こんなことってあるんだね!」
みいたんの笑顔は凄く可愛くて、いかにも男が好きそうなタイプ。
私の心は不安で揺らいでいた。
「何?藤咲と三郷知り合いだったんだ。
あ、俺邪魔っぽいしそろそろ仕事戻る。またな。」
高坂はそう言うと、本の山を机から手にとってカウンターの方へ行ってしまった。
「えっ、ちょっと!」
声をかけても放課後の図書室の騒音の中、その声が高坂に届くことはなかった。

