「大丈夫な日?」 かすれた声で耳に囁かれる。 「大丈夫?」 鸚鵡返しに繰り返した。 「つけなかったから」 「へっ?」 意味がわかって預けていた上体をがばりと起した。 「なんでっ」 「だって、この場所と状況でいつどうやってつける?」 「いやっ・・・そうだけど」 「だろ?」 にやっと笑ってそう言いながら、麗華のこめかみに一つキスをした。 続いて、まぶたに、鼻に、そしてくちびるにと落としていく。