「今夜、夕食でもどう?」 麗華が押し黙っている。 「口止めならいらないけど」 「なんで口止め? 訳わからないんだけど」 ため息混じりになってしまう。 なんだかえらく警戒されたものだ。 「こんな偶然ないでしょ。 だから、誘っているんだけど。 久々に同級生同士、夕食を食べながら近況の報告って、どう? かなり旨いのを作るシェフをみつけたんだけど」 「ええと、そうだね」 さらりとした声音に、麗華の警戒も解けてきたらしかった。