海でひと泳ぎしてきた麗華はシャワーを浴びると、誰もいないことをいいことに、裸のままベッドにダイブした。 白いシーツの中にもぐりこんで手足を伸ばす。 肌触りが気持ちいい。 「極楽~」 目を閉じて、年寄りのように呟く。 ごろごろと転がっていると、ドアの開く音がした。 ぴたりと動きを止めて、固まる。 シーツの下から顔だけ出した。 「あれ、どうしたの?」