思ったよりも重く、立ち上がれないのに悪戦苦闘していると、やっと怜士の意識が浮上したようだ。 「なにやってんの、あなた」 「寝るならちゃんとベットで寝てよ」 「お茶じゃなかった?」 そこまで復活したか。 「そう、お茶」 麗華がサイドテーブルに置いたお盆をピシリと指さすと、眠気を払うように何度かまばたきをして、手を伸ばす。 ティーカップを差し出されたのに麗華は受け取った。