「このぐらい、しなくちゃ」 絡められた舌が離れ、最後なめられて、囁かれる。 「レベルアップの鍛えがいがありそう」 悪魔の笑い。 東京の夜に囁かれた言葉は幻聴ではなかったらしい。 「む、向き不向きあると思うんだけど」 「大丈夫でしょ」 「えぇ?」 思わず引き気味になった。 「あ、向き不向きで思い出した」 「なに?」 口調が変わったのに、これ幸いと麗華も思わず食いつく。