「自分から聞いたんじゃない」 麗華がちょっとぶうたれると、軽くくちびるが重なって離れた。 ええと。 少し考える。 やっぱり、こうでしょ。 麗華は自らくちびるを重ねた。 怜士は麗華の肩に手を置いて、少し身を離させた。 「甘いな」 「あまい?」 「麗華」 微笑を含んだ艶のある呼び声に目を合わせる。 相変わらず、涼しい色気のある眼差しだと思って、見つめ返す。 瞬間、ぐっと腰が引き寄せられ、かぶさるようにくちびるが重なった。 怜士のくちびるによって、くちびるを食まれ、舌が攻めてくる。