「話したいことってなに? 今日の予定はすべてキャンセルしたから、今なら聞けるけど?」 昔通りの、ちょっとからかっているような感じを混ぜてくる。 でも視線は硬質だ。 麗華はしばしそれを見つめた。 怪我させたことで態度を和らげただけだ。 怜士の根本の気持ちはあの態度なのだ。 なんだか覚悟をしているような、怜士の強い光の瞳から視線を微妙に下げた。 「ああ、うん。 お礼を言おうと思って」