Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪



「許可、でましたよ」
「さすがフレッド!
 僕も早く操縦できるようになりたいですっ」
「一生ね~なー」


ケビンがけらけらと笑いながらデスクに戻っていく。


男はフレッドに感謝の握手を固くしてからご機嫌で出て行った。


「ドーナツはダメか」


フレッドがデスクにつくと、ケビンがぼそりと言った。


「ダメですね」
「へ?
 ドーナツ、いいじゃないですか。
 食べましょうよ」


ケビンはくっと噴出した。