怜士は必ず会議の席上で片をつけてくる。 説得できない、納得させられない、ことはなかったのだが。 怜士は無言のまま男の目の前で、非情にも執務室のドアを閉めた。 男は呆然としてから、怒りを覚えたようだ。 悪態をつき始める。 「えーと。 どうなさいました?」 「そうしたって? どうもこうもあるか」 男はニコラスに向かって唾を飛ばす。