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自分に自信をつける。
そのために麗華は、社会福祉法人で働いたことで思いついたアイディアを、実現することにした。
家によって用意されたポストで子どもを支援するのではなく、自分の力で一から。
並外れて優れたアイディアではない。
企業と、子供の福祉に携わる社会福祉法人などとの橋渡しだ。
つまり社会福祉法人が、何かを買うために予算を組む。
麗華のNPOが、それを買うのではなくて寄付する企業を探す。
企業は社会貢献を世間にアピールできるし、寄付控除を受けられる。
社会福祉法人は、購入するつもりだった予算の数%を、麗華のNPOに仲介料として払うだけで済む。

