封筒は数日前に社内便で届いた。 住所も消印もないから、社内の部署からの発信と思われるが、発信部署名もない。 ただ一文のみ。 社内の誰が、何のために。 わからなかったが、フレッドは処分した方がいい気がして、シュレッダーの前に立った。 バリバリと粉砕していくのを見つめる。 後ろから挿入口に封筒が追加される。 フレッドは驚いて後ろを振り返った。 「処分しろって」 ケビンは肩をすくめた。