自分はそういう生き方はできない。 そして、怜士とああいう終わり方も。 だから、もう一度チャレンジだ。 一枝さんの忠告どおり、やろうとしていることの目鼻がついたら、胸を張って。 撥ねられるかもしれないけど、絶対無理なら、今度は木っ端みじんにしてくれる・・・はず。 あの男、ある意味、優しいし。 「よっし」 小さく麗華は呟くと、自分のやろうとしている事のためにパソコンに向った。