Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪



「・・まあ、気持ちはわかる。
 それに関しては、甘やかした私にも責任がある」
「えっと?」
「なんとか、時間稼ぎはするけど。
でもタイミングは重要だ。
 上手くいくものも上手くいかなくなる。
 おまえのやろうとしている事の目鼻がついたら、すぐに行動しろ。
あまり時間をおくな。
 時間は」


一枝が珍しく言いよどんだ。


「おまえだけは後悔するな」
「え?」


意表のつく一言に聞き返したが、電話はもう切れていた。