「初めての兄弟の対面だが、感動に浸っている暇はないよな」 ゴットフリートはくすくすと笑いながらクリストファーに同意を求める。 クリストファーはかすかに眉を動かしただけだった。 「同等なものをいただきにきた」 ゴットフリートはくすりと笑って、クリストファーに目線を送った。 クリストファーの方は相変わらず無表情だった。 「同等?」 怜士は眉をひそませた。