指がしっかりと絡み直されて、自然に並んで歩き出した。 えーっと。 怜士と手をつなぐのは初めてだ。 照れると同時に安心感が満ちてくる。 怜士が足を止めると、軽く麗華のこめかみにキスを落として、再び歩き出した。 私はこの人と、一緒に歩いて行きたい。 麗華の心の中で決意のようなものが生まれる。 思わず強く握り返すと、少し首を傾げて怜士はおかしそうな顔をした。 見とけよ~。 誰に?って突っ込まれそうな決意を麗華は心の中で、した。