ウェーブの髪の毛は変わらず軽やかで、太陽の光を受けてきらめいていた。 そうだな。 当然だ。 その横に男の姿があるのは。 怜士は乱れた髪をかきあげた。 麗華の隣に立っている男は、かつて自分がしたように彼女の頭を軽く叩いた。 麗華は顔を俯かせている。 落ち込んでいるのだろう。 “今泉怜士”がみつからなかったことに。 そして“彼”はもうすぐ死ぬ。 今、ここで生きているサトシ・ダバリードが完全に表に立つために。