「なに、そういう話?」 驚いて視線を隣に移すと、カウンターに突っ伏していた。 「あ~あ、寝ちゃった。 しょうがないなー」 「かなりハイペースでしたから」 マスターもグラスを磨きながら、困った微笑を浮かべる。 美和がスツールから滑り降りて、麗華の腕を取った。 ギイッとドアの開く音に、美和とマスターは視線を巡らせる。