「でも実感ないよね~。 私、なにやってんのかな。 いや、まあ、ブレてない。 ブレてはないんだけど」 いつか怜士に言われた通り、根っこの部分は変わらないのだから。 家のこともあるんだし。 やっぱり、こうするしかないんだ。 でもこんなにすっきりしないのは? 怜士と黒スーツの美人が、連れ立ってミーティングに出て行ったのがよみがえる。 「美人で仕事できたら最高だよね」 「まあ、そうかもね」 麗華の事かと思って、美和は同意した。