「俺、おいしい所、知ってるから。 食べてこっか」 優しい声にうなずくと、鷹乃介の腕に促されて待っていたタクシーに乗り込んだ。 ドアの閉まる音と共に、タクシーが勢い良く走り出す。 瞬きをしたら涙が落ちてしまいそうなのに、ボストンの特徴ある街並みを凝視していた。 これが怜士にした告白の答えだ。 ぐっと奥歯をかみしめ、麗華は景色をにらみ続けていた。