「それも、どう言われるかわかってるくせに」 「わかっています。 だけど」 「すぐに結論出すこと無いでしょ。 もう少し、方法を考えれば?」 「ぐぅ、わかった」 怜士は口元をゆるめると麗華の頭をぽんぽんと叩いた。 懐かしい仕草だ。 高等部の時によくやられた。 そのままぐしゃぐしゃとかき乱されて。 「今泉。 いっつも言ってたけど、ぐちゃぐちゃになるからやめてって」 「この手触り癖になるんだよな。 今泉じゃないけど」 「だから、いい迷惑」 麗華は指で梳きなおす。