この時期って、勉強が出来るよりも、スポーツが得意の子のほうが人気あるし。 それで自信がつけば、勉強の意欲にもつながるんじゃないか。 自分の境遇に対しても、めげないだけの精神力がつくかも。 麗華は次の日、早々にまずOJT担当の匠に話をしてみた。 「いいんじゃない。 体育が不得意な子、増えてるし」 「本当?」 麗華の顔が明るくなる。 あれ程のことを言われただけに真っ向から反対するか、鼻で笑われるかと思っていた。