「あ」 玲奈は短く声を上げると、数歩足を進めた。 「ミスターダバリード」 麗華はその呼び名に振り返った。 「この間は多額なご寄付をありがとうございます」 「いえ。 お役に立てれば。 麗華とはお知り合いですか?」 怜士は歩み寄って、さりげなく麗華の腰に腕を回した。 玲奈が目を丸くする。 「え、麗華と?」 そういう驚き方か。