二人の会話は当然に英語なため、麗華には“こんなことを言ってる?”ぐらいしかわからなかった。 怜士は麗華を相手にするよりも、幾分か落ち着いた感じで、静かに淡々と話している。 麗華は自分の時との違いにまじまじと眺めていた。 上に立つ者としての自信に満ち溢れ、どこか高慢で冷たい感じ。 声の調子も一定で、柔らかいが硬質な音を含んでいる。 決して他人を内側に入れない。 そんなやり取りだけど、この二人。 麗華は呆けたように見つめる。 男と女の関係だ。