「事情があって、親元を離れて暮らしている子供たちに、生活支援している法人なんだけど。 人手が足りないらしくってね。 どう? 給料少ない上に、休みも不規則らしいが」 怜士の話の内容を考えるように見つめる。 「お嬢様には無理?」 微妙に笑いを作って見つめ返すと、目に力が増した。 「やる」 「そう。 よかった。 じゃあ、詳細は送るように言っておく」 怜士がにっこり笑うのに、罠にはまった気になったらしい。 後悔している様子がありありだ。 まあ、はめたのだが。