「教育支援の仕事、どう?」
「え?」
いきなりの話題の振り方に、麗華はきょとんと見上げた。
「この間、教員の仕事を辞めて、そっちを進めるって言ってなかった?
年度の切り替えでタイミング的にちょうどいいから、教師を辞めたんでしょ?」
「ああ、うん。
今はお母様の代わりに、理事についている財団に顔を出している。
さっきのもそう」
「で、物足りないんだろ?」
言葉に詰まった顔をした。
現場で実務をしていた身ならば、現状の立場では物足りなく感じていると踏んでいた。
図星らしい。
「社会福祉法人あるんだけど。
やる?」
「意味わかりませ~ん」
警戒をしているらしく、ふざけて返してきた。

