Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪



「喰われるほうが悪い。
 騙されるほうが悪い。
 支配するか、支配されるか。
 勝つか、負けるか。
 それがこの世の中」


感情の無い目。


硬質な声。


作られた物のように、無機質な顔。


ミスターダバリードだ。


「そうやって考えて生きてくの、無味乾燥な人生じゃない?」


怜士の雰囲気に恐怖を感じたが、思わず言い返した。


怜士は驚いたように少し目を見開いて、頬を緩める。


いつもの知っている今泉怜士が戻ってきた。


「よく無味乾燥なんて知ってたな~」
「あ、また馬鹿にしているね」
「してないしてない。
 感心した。
 俺の言ったことと噛み合っていないけど。
 まあ、そう思って人生を無難に生きていたら、そうだろうな。
 だから」


言葉を区切り、隣を歩く麗華を見下ろす。


柔らかなまなざし。