「とにかく。 立場的に身を固めたい。 だけど、多忙すぎる。 と言って、手軽に私で手を打とおっていうの、止めて。 いい迷惑」 麗華はそのまま電話を切った。 まったく、腹が立つ。 怜士のことだからこっちの気持ちを見抜いて、簡単に乗ってくると思ったに違いない。 告白したのなんて、何年も前なんだからね。 いつまでも同じ気持ちでいると思うなよ。 って、同じなんだけど。 たぶん、それも見抜かれているんだろう。 自分で突っ込んでしばし落ち込む。 だからって、リサイクル利用されているようで傷つく。