「誰?」 「アイーシャ。 高2の時からでしょ。 もう7年ぐらい続いてる?」 頭痛を覚えて怜士は思わずこめかみを指で押さえた。 「続いていない。 そもそも、あいつはあの男が送ってきた監視だったし」 この間のアイーシャを詰めたことを思いだす。 見事に踊らされたことに、また腹が立ってきた。 でなければ、麗華と少しはましな関係だっただろうに。 「監視? あの男?」 「そう。 もう一人のミスターダバリード」 「えっと、お父様だよね?」 「遺伝上ね」 そっけない。