「ええと、昨晩、日本でしばらく仕事っていう噂を聞いたけど」 「まあね」 「どう? 久々の日本は?」 「知らない建物が増えている」 「そりゃあ、7年ぐらい経てばねえ」 麗華はからからと笑った。 「だから、あなたに色々と教えてもらおうと思って。 夕食でもどう?」 麗華は一瞬言葉に詰まった。 「えーと」