この間は、麗華が何かを言った時、すかさず“だから生意気な女だって言ったろ”と勇司に突っ込んでいた。 こっちだって、そこまで嫌われるのは心穏やかじゃないのだから、来ないでほしい。 もっとも勇司の方はありがたい。 おかげで法学概論の授業もだいぶわかってきた。 「え? アメリカ?」 麗華はその単語に勢いよく反応した。 あの男が行ってしまった国。