夢をみた。

もし、夢をみていなかったら、あなたに恋をしていなかったのかな…?








真っ暗闇の中、ぽつんとただ1人、あたしがいた。
あたりを見渡しても誰もいない。

ねぇ、ここはどこ?

なんで誰もいないの?

こわいよ…。


「まま!ぱぱ!」

呼んでも、返ってくるのはあたしの声。


もうやだ。
あたしは怖くなってただただ泣いていた。



「何あれ……」

目の先に、うっすらと白い光が見えた。

よく目をこらしてみると、誰かがこっちに向かって歩いて来る。

あたしを助けに来てくれたんだ!






「……………え?誰なの?」