良太ごめんね

誰があんたの子供なんて産むもんですか!
   エロじじぃが!

  心の中で叫んでた!

社長
「し、し、しずかちゃん、何か?」

美咲
「私の子供良太です、良太おじさんに、こんにちは、は?」

良太は恥ずかしいのか、おじさんが苦手なのか?
私の後ろに隠れた。

美咲
「すいません、恥ずかしがり屋で」

社長
「しずかちゃん、子供いたんだね、知らなかったよ!」
 と言いながらかなり焦っている様子。
 単純で分かりやすい社長さん。

美咲
「今日は脅しではなく、家探しに来ました」

社長
「急ぐのかぃ?」

美咲
「出来るだけ早い方が助かります」

社長
「今からオーナーが見せてくれる物件探してあげるから、そこの椅子に座って待っていてくれるかぃ」

  かぃ←親父だ!

社長さんはすぐに電話確認してくれた。
私と良太は2人椅子に腰掛けて待っていた。

   社長さん。

  そんなに慌てなくても。
    貴方の子供じゃありません。