君に贈りたい




私細いから大丈夫だよね、きっと。



ということで…



まだ突き進みます。


とおりゃ。



見事にすっぽり少しの隙間にはまった。



どんっ



勢いよく行き過ぎてだれかにぶつかった。



ありゃこれはすいません。


「ごめんなさいです。」



この人以外に背、高い。


私の目線で体しか見えない。



私は顔をあげるとその人はくすくす笑っていた。



そう私は奴にぶつかって敬語で
謝っていたのだ。



「お前敬語似合わねぇ。ははっ。」


余計なお世話だ。ばかぺーた。



「一旦その口閉じようか。」


そう。



ぺーた君にぶつかったのでした。


謝って損した。



「改めて。よお。」



「うっうす。」



改めてすぎてなんか1人で照れました。


だから変な返事になっちゃった。



「えってかぺーた君ってこの電車やった?」


ごまかすように話題を探したのがこの
話題だった。



「は?この電車やし。気付かへんかったん?」




「あーごめん。存在感ないからまったく
気付かへんかった。」



うそ



そんなのずっと前から気付いてた。



存在感は逆にありすぎて気になるよ。



「ひどっ。俺泣くで。」



「どうぞどうぞ。」



でもほんとの気持ちはだせない。



私ひねくれてるから。



あまのじゃくっていうのかな。



そんな感じ。