ぎゅっ



私はぺーたの手をぎゅっと握った。



ぺーたもぎゅっと握りかえした。



「今まで、ありがと…えっとばいばい
やんな。」


またねじゃだめだよね。



今までの最高の輝いてた思い出の
1ページにばいばい。



「うん…ばいばい。」



「うん。」



握ってた手がゆっくりと離れた。



また泣きそうなのをこらえて
教室をでた。




教室をでるとみるみるうちにまた涙が
あふれでた。



でも泣くだけじゃなくて、笑顔も。










君に心からつたえます。




ありがとう。


数えきれない笑顔と、君と触れ合った
時間を。



誰にも見せない涙を。
抱え込んできた悩みも。


今ならわかちあえるかな。



これだけは誰にも負けないくらいに
言えるよ。



私は、



ぺーたのことが、



大好きでした。



いろんなことがあったけど。



それでも君が好きでした。



今までで最高の輝いてた思い出の
1ページをありがとう。