君に贈りたい



「ふぅ。今日でほんとにばいばいか…。」


私は、学校にある、桜の木を見上げて
いた。



卒業式。


それは、さみしさの涙を流す。
新しい道の1歩を踏み出す。

そんな式。



卒業式が終わると、みんな涙を流していた。


もちろん私も。


今日で、ぺーたともおわかれ。
ほんとにばいばい。


ぺーたとは、高校一緒のとこだけどね。



見上げていた桜の木はまだ、つぼみが
ついてるだけの殺風景な木。


それがなんか、自分の心の中のように
思えた。

恋の花が満開だったけど、時がきて
その恋の花がひらりひらりと静かに
散っていった。



今私が見上げているこの桜の木は、
もう少しで、つぼみがまた満開の花を
咲かすんだろうな。



私もこの花みたいに。



また、私の心の中で恋の花がきれいに
咲き誇るのかな。


いつか、この輝いてた1ページが。


思い出がぎっしり詰まった1ページを。
思いかえしたときに…


涙を流すのじゃなくて、友達と笑って
話せるのかな。