だけど、そんなある日だった。


帰りの支度をして、下駄箱に行って靴をとろうとすると、下駄箱の奥に何かが入っていた


「なにこれ……」

グッと手を突っ込み、手探りでその何かを探す

「あった……」

私の下駄箱の中に入っていたもの……それは手紙だった

『佐々倉笑美

放課後、屋上に来い』


乱雑にそう書かれた、脅しとも取れるその手紙に怖くなる


……うん、叫べばいいんだよ。叫べば先生だって来てくれるよね……


怖かったけど、その時は興味のほうが強くて鞄も持ったまま、屋上に向かう