鴉さんは、
朝の目覚めと共に違和感を覚えました。

「狐!狐!」と呼びますが、
その声は聞こえません。

それでも、ボロボロになりながらも探し…
最終的には、
狐さんは見つかりました…。

狐さんは焦り、「来ちゃ駄目!」
「あなたも、また、消えちゃう!
消えちゃうの!」

今までのは偶然でなく問題があるのは私…。と狐さんは言いました。

鴉さんは、

「昔なら、そうだと言ったかもしれんが今は違う…」

「今もこうして…狐と話してる。そうだろ?」

私は、鳴きながら頷き…
涙を浮かべる鴉さんを抱えた。

鴉さんは、
「次の日も逢いに行くよ」と言い、笑みを浮かべ飛んでいった…

その後は、鴉さんの仕事が忙しくて会えない日が続いた。