慶介は帰宅後、お風呂に入り、思った。

「俺はこのメガネで有名になれるかもしれない!!」

イェーイと言い、拳を突き上げると母さんにうるさいと言われ、

慶介は少し落ち込んだ。



その後慶介は自分の叶えたい時にメガネを使用した。

近所にゲームセンターがあり、

そこのミスターと呼ばれる格闘ゲームマニアに慶介は

一度も勝てなかった。

しかし慶介はメガネをかけて対戦すると

自分の体力を3分の1さえも減らさずにミスターに勝つことが出来た。

周りの仲間からは「超すげー」と賞賛され、

その後ミスターが何度挑戦してきても、その日は負ける事がなかった。



また学校で毎年1番強いのは誰かと

「腕相撲大会」が開催されていた。

先生も承認を得ていて、先生を含めた男子が、

1番を取るために、自分の腕一本で勝負する男祭りがあった。

上半身裸で体育館で催しされるイベント。

女子生徒の前で格好よく出来るいいイベントだった。

慶介は毎回予選で敗退するので、舞台で戦う事はなかったが

メガネをかけて鮮明にイメージをし、

勝つ所を何度も頭の中に描いた。

結果、昨年優勝者の土門を打ち下し、


見事優勝をする事が出来た。


学年の女子に格好いい所を見せる事が出来、


慶介はとても優越感に浸った。