でも、畳んどったら襷苳さんがトコトコ、うちんとこ来て



「それ、急がんね。こっちやって。」



担当エプロンをドサッと目の前に積み上げだした。


目の前の出来事に固まってしもうた。


て、手伝えと?!


特に急ぐ必要がなく、納期も迫ってないものを?!



うちが、困る理由ゆうても、



「そんなもん後で出来るやろ。」


「早く出荷しなあかんやろ。」


「皆の仕事や。断るなんて言語道断や。」



って、襷苳さんと鶏虎さんと咫穢臀さんとで非難の応酬や。



結局出来んと、発注来てから出荷の時に急いで入れへんとあかん始末。



因みに、手伝わせるのはうち私限定

杤吐さんと番濡雌さんは我関せず

妻傳さんは危機感がなく

襷苳さんは手伝わせる前提



事務では下やけど、縫製よりは先輩やねんけどなぁ