空の頭には、輝のことと、星のことでいっぱいだった。 天文部は、星や月が見えてくる夕方から始まる。 当たり前だが、輝とは帰れないし、帰るのが遅くなるであろう。 それでも…少しでも自立したかった。 これ以上輝に迷惑をかけたくない。 心配をかけたくない…。 その気持ちが、空を動かしたのだ。