屋上のドアを開けると…。 「…」 人の姿は見当たらなかった。 ほっと安堵の息を吐きながら、グラウンドを見るために フェンスの方へと歩み寄る。 そーっと下を覗く。 「…っ、」 想像以上に高くて少し腰が引けた。 思わず後退りすると…。 ガタン 足で何かを蹴飛ばしてしまった。 慌てて足下を見ると、黒い望遠鏡の様なものがたくさん入った箱があった。 何だろう…これ。 不思議に思って一つ手に取った。