重たい瞼を必死に開けると、あの兄弟の姿があった。
「こんなとこで寝てると風邪引くよ」
と兄。一方、弟は
「泣き寝入りなんて子供か失恋した乙女かよ?!」
ムカつく…!
言い返したいのに身体が重たい、頭がぼーっとする。
そして何より胸に違和感を感じる。
これはいよいよマズイかも。治らないと分かりつつも手で胸を押さえる。
「絹ちゃん?大丈夫?」
「…っ!」
兄が気がついてくれるが、痛みで声にならない。
「…まぢ?」
その兄とは対象に、突然の事態に貴の方は動揺を隠せないでいる。
普通はそうだよね… いきなりだとそりゃ逃げたくもなるよね。
ふと幼い頃の記憶が蘇る。
「こんなとこで寝てると風邪引くよ」
と兄。一方、弟は
「泣き寝入りなんて子供か失恋した乙女かよ?!」
ムカつく…!
言い返したいのに身体が重たい、頭がぼーっとする。
そして何より胸に違和感を感じる。
これはいよいよマズイかも。治らないと分かりつつも手で胸を押さえる。
「絹ちゃん?大丈夫?」
「…っ!」
兄が気がついてくれるが、痛みで声にならない。
「…まぢ?」
その兄とは対象に、突然の事態に貴の方は動揺を隠せないでいる。
普通はそうだよね… いきなりだとそりゃ逃げたくもなるよね。
ふと幼い頃の記憶が蘇る。

