「…誰だこいつは…」

不快をあらわに、美しい少女が毒づいた。でも何か、美しいから許す…

などとバカな事を思いながら、僕は自己紹介をした。

「山形 進といいま〜す。28才、独身、児童文学作家してま〜す。前世はユラで〜す♪」

合コンのノリで自己紹介すると、美少女ににらまれてしまった。

きょ、きょわい…

「あ〜一応関係者ですからね、山形さんも…昨日メールしたら、どうしても顔を出すと言いましてね〜?」

ほほほ…と笑って先生が説明してくれた。

先生…僕、歓迎されてませんか?ははは…

「あれ〜?山形さん来てたんですか〜?」

「ハル君〜」

「あ…来てたんだ」

無表情の深谷少年が、ハル君の後ろから現れた。

「うん…」

歓迎ムードの中(あくまで主観)高田さんが満面の笑みで麦茶を入れてくれた。

「何だか久しぶりのような気もしますね?お元気でしたか?」

「はい、高田さんもお元気そうで」

「はい」

はははと笑いながら、用務員室に集まった、そうそうたるメンバーを改めて見渡した。