「お待たせしました〜」

「おそ〜い、二人して内緒話?」

深谷君と一緒に用務員室に戻ると、生島君が待ちかまえていました。

海底とのタイムラグは面倒ですね〜

「ほほほ〜それは内緒です…では山形さん、駅までで良かったんですよね?」

「よろしくお願いします、先生」

山形さんは用意していたバックを肩にかけると、立ち上がりました。

「私もお見送りします…」

高田さんも立ち上がると、出かける準備をしました。

「深谷君は山形さんを送った後で、お送りしますね〜」

「ありがとうございます」

深谷君は、礼儀正しく頭を下げました。

私も帰る用意をすると、皆さんと一緒に駐車場に歩いて行きました。

「…生島君はどうしますか?深谷君の後でよろしければ、お送りしますけど?」

「ありがとう、修子ちゃん。自転車で来てるから、それで帰るわ〜」

「そうですか」

「ね〜修子ちゃん、あの国宝どうするの?」

「あ〜それ僕も聞きたかったんですよね〜」

「私も…どうなさるおつもりですか?先生」

山形さんと高田さんも興味津々でたずねてきました。