「めずらしいじゃないですか?山形さん…あなたが、彼らを二人きりにするとは…」

ふふふと笑って、先生が言った。

何だが見透かされているような気もするけど、一応答える事にした。

「ははは…やだな〜先生、他意はないですよ〜?ってゆ〜か、いつも邪魔しているみたいじゃないですか〜」

「おや〜違ったんですか?」

「まぁ、ほぼ正解ですけどね〜さすがに今回は遠慮しますよ」

頭をかきながら、ウエットスーツの上に白いパーカー姿の先生を見た。

今日は髪をルド風に三つ編みにして、前に下ろしている…

「フレアの夢だからですか?」

「な〜んだ、思い出しているじゃないですか〜先生」

「そう言えば、フレアが良く言っていましたよね…」

海パンの上から白いシャツを羽織った高田さんが、話に加わってきた。

「″ロイズと二人で、街を散歩した〜い″でしたっけね〜?」

ほほほと笑って、先生が後ろをふり返った。

視線の先には、並んで歩くハル君と深谷少年の姿があった。